「ホホホ座 西田辺」始めます。

はじめまして。「ホホホ座 西田辺」です。

初めての投稿となります。

まずは、「ホホホ座 西田辺」を始めたきっかけについて書いてみたいと思います。

 

  • 背景

2014年9月末、地下鉄御堂筋線西田辺駅前の「大正書房」が閉店しました。それと共に、御堂筋線地下鉄西田辺駅界隈の新刊書店は0になりました。「自分の住む町から本屋が無くなった」という事実に、自分が思った以上にショックを受けていることに気づきました。また、それより少し前には隣駅の昭和町駅前の「おおさきや書店」も閉店しており、大阪市内の駅前という、決して悪い立地にも関わらず、書店を続けていくことはこんなに難しいのか・・と改めて本まわりの業界の厳しさを感じました。

それでもはじめは、「自分で本屋さんを始めたらいいんだ!」と勢いだけで突っ走ろうとしましたが、経営ということを考えると、仕事を辞めて開業して、生活を成り立たせてゆく自信は全くありませんでした。

  • きっかけ

それから、気にはなりつつも、自分達にできることは何なのかわからずに一歩を踏み出せない日々が1年ほど続きました。

そんな折、以前から親切にして頂いていたFOLK old book storeさんにお声がけ頂き、2015年12月に開催された「団地の市」へ古本出店で参加させてもらえることになりました。その時は、「夏のあくび図書部」名義での出店でした。*1この「団地の市」にて、「ホホホ座」とご一緒させて頂いたのが、「ホホホ座 西田辺」活動開始の大きなきっかけとなりました。

  • 「ホホホ座」について

ホホホ座」とは、京都の浄土寺という町で営まれている本や雑貨のお店です。また、「わたしがカフェをはじめた日。」の出版などで知られる編集企画グループでもあります。

なぜ私たちが「ホホホ座」の屋号を名乗ることになったのか、という辺りについては、縁あってとしか言いようがないですが、ホホホ座連載のぼんやり京都にもその仕組み?についての記載があります。

【連載もの】ぼんやり京都(5) | ホホホ座

ホホホ座を名乗るのは、うれしくもあり、恐れ多いような感じですが、基本的にのびのびやっていけたらと思っています。

  • これからのこと

2駅先の天王寺まで足を延ばせば書店も図書館も充実していますが、西田辺の住民の一人として、もっと気軽に、日常生活の中で本を手に取れる場所があればいいな、と感じていました。とは言え、当面の間は店舗を持つ予定がないので、イベント出店などが中心になるかと思います。「西田辺」と「本」の接点を作るべく、活動していきます。

 よろしくお願いいたします。

 

*1:2009年~2012年にかけて、「夏のあくび」という活動名で、大阪を中心に音楽イベントを開催。その後は、「夏のあくび図書部」として時々古本市などに出店。